昨夜おそく、夫から電話があった。
「転勤が決まっちゃったよ。どこだと思う?
京都だよ、京都!!しかしさぁ~、1年で転勤だもんな。本当にびっくりだよ。」
うそっ?ホント?一瞬、夢かと思った。
東京に転勤したのは昨年の10月。その前は名古屋に4年いたから(単身赴任)、「東京⇔仙台と近くなって、何だか安心したわ。」と言っていたのに、それもほんの束の間・・・。
ただ、本人は幾分ほっとしているようだ。
東京本社の忙しさは、地方の支店勤務とは比べ物にならないほどだったらしい。毎日帰宅するのが10時半から11時頃。名古屋にいた頃は楽しめていた“男の料理”も作る余裕がなく、ひたすら外食とお弁当の日々。街歩きは楽しんでいたらしいが、趣味の登山を楽しむこともなくなっていた。
名古屋にいた頃、何度か訪れたことのある京都は非常に気に入ってる街らしく、「今まで訪れたどの観光地よりも美しい。京都は日本で一番美しい街だ。」とまで言っていたことがあった。
京都か・・・。仙台からだと遠いけど、私もぜひ行ってみたい。

それにしても、ちょっと困ったのは長男の進学先。
夫が東京にいるのだから、何かと面倒を見てもらえるし、受験の時も泊めてもらえるし、どうせなら長男も転がり込んじゃえば?・・・などなど勝手に都合よく考えていたのに、全てオジャンになった。
「京都の大学でいいところ(入れそうな所)はないか?」などと夫に突然言われた長男。
「無理だよ!受験科目から傾向まで全然違うのに。今からじゃ間に合わない!」と涙目になった。
それはそうだよなぁ。でも、果たして、東京で自活してやっていけるのか?と、心配てんこもり。これはまず、合格してから先の話だから、今のところは保留にしておこう。
こんなこともあるのね。
以前、仙台の同僚でも東京に1年いて転勤になった人はいたけど。まさかうちの夫が・・・という気分。
名古屋にいても東京にいても、帰ってくるのは月に一度、で変わりはない。移動時間と距離は大分違うけど。
こうして家族バラバラに暮らすようになって行くんだな。いずれは1人で生きていく時期も来るのかもしれないし・・・とも思うけど、やはり寂しさは隠せない。
名古屋に赴任した時も、友人知人はゼロ。今回の京都も、友人知人はゼロ。東北出身者や北海道出身者に出会うことすら珍しい地域なのだ。それでも、
京都というだけで、ちょっと心が弾んでくる。早く行ってみたいな~。
慣れるまではまたしばらく大変だけど。
単身赴任家族はこうしていつも会社の辞令に振り回されつつ、その中でも変化や刺激を楽しみつつ、時を刻んで生きていくのだろう。
健康に気をつけてがんばらなくっちゃ!
